如懿伝のあらすじってナニ?如懿伝に関するSNSについても!

総製作費として約96億円をかけた宮廷時代劇・如懿伝(紫禁城に散る宿命の王妃)のあらすじはどんなものでしょうか?如懿伝に関するSNSについても興味がわきます。そこで,如懿伝のあらすじや如懿伝に関するSNSについて簡単にまとめてみました。

目次

如懿伝のあらすじってナニ?

如懿伝のあらすじは,全87話にまたがっています。それぞれの話のあらすじについて紹介します。

第1話・如意の行方

清朝雍正(ようせい)帝の治政下,第4皇子弘暦(こうれき)は,母である熹貴妃の期待に反して,自身の妻を選ぶ「福晋選び」で,幼なじみの青桜(せいおう)を正室である嫡福晋に選び,証しの品の如意を授けます。

しかし,雍正帝は第3皇子弘時(こうじ)の二心を疑い,皇籍を剥奪します。

そして,その母である皇后烏拉那拉(うらなら)氏にも生涯禁足の刑を言い渡し,さらに皇后のめいに当たる青桜との婚姻を考え直すよう弘暦に強く迫るのでした。。。

第2話・移りゆく時代

青桜が側福晋として弘暦の王府にこし入れしてから6年の歳月が過ぎたころ,かねてより病気がちだった雍正帝が崩御します。

これにより弘暦が即位し,乾隆(けんりゅう)帝となりますが,雍正帝の唯一の皇后だった烏拉那拉氏に,皇帝の嫡母としての尊号を与えるべきだという声が朝廷から上がります。

この話を耳にした弘暦の母・鈕オ禄(におふる)氏は憤慨し,烏拉那拉氏が二度と再起できぬよう,青桜に究極の選択を迫るのでした。。。

第3話・新帝即位

烏拉那拉氏を排除しようとする皇太后・鈕オ禄氏は,景仁宮に幽閉されている烏拉那拉氏に密かに毒を渡していました。

烏拉那拉氏は一族の将来を青桜に託し,毒をあおって死んでいくのです。

叔母の死を目の当たりにした青桜ですが,弘暦にその死因を問い詰められても,皇太后の関与はおくびにも出さず,あくまでも先帝崩御を悲しんだあまりの急死だと言い張るのみでした。

新帝の即位式が済み,皇太后が慈寧宮へ移る準備が進められます。

第4話・新しい名

青桜は乾隆帝が皇太后を慈寧宮へ移さずにいることを知ります。

そんな折り,乾隆帝から如意結びと2人の思い出の芝居「墻頭馬上」の楽譜が青桜のもとへ届けられます。

皇太后への処遇を気にする青桜は,謹慎の身でありながら乾隆帝を訪ね,皇太后に孝を尽くすよう説得します。

その甲斐あってなのか,慈寧宮へ移ることになった皇太后は,青桜の謹慎を解きます。

さらに自らの名を捨てて生まれ変わりたいと願う青桜は,皇太后に懇願し,「如懿」という名を与えてもらうのでした。

第5話・音がつなぐ思い

西洋の一夫一妻制の話を宮廷画家の郎世寧(ろうせいねい)から聞いた如懿は,乾隆帝に西洋の一夫一妻制は理想的なことだと話し,怒りを買ってしまいます。

延禧宮から足が遠のく乾隆帝でしたが,結局は自らしたためた絵や書を如懿に贈り,仲直りを希望します。

一方,富察(ふちゃ)皇后は,後宮に莫大な経費が掛かっていることを懸念して,倹約するよう妃嬪たちに申し渡します。

そんなある日,乾隆帝は琵琶の奏者,白蕊姫(はくずいき)という美しい女子に目を付けるのです。

第6話・新しい妃嬪

如懿の侍女・阿ジャク(あじゃく)は,如懿だけが皇帝直筆の扁額を賜ったことを内務府で自慢げに言いふらします。

その話は富察皇后や慧貴妃(けいきひ)の耳にも入り,嫉妬に駆られた慧貴妃は,自分も直筆の扁額を手に入れようと乾隆帝に直談判に行きます。

そんなある晩,乾隆帝は,夜伽の相手を後宮の后妃から選ばず,琵琶奏者の白蕊姫を呼べと王欽(おうきん)に伝えるのでした。

第7話・雪夜の裁き

冷え性の慧貴妃に炭を横取りされて寒さに震える海常在(はいじょうざい)のために,如懿はひそかに炭を届けます。

しかし,その様子を目撃して腹を立てる慧貴妃に,嘉貴人(かきじん)は海常在を陥れる策を献じます。

そしてある雪の夜,慧貴妃は海常在が上位の妃にだけ使用を認められている紅ら炭を盗んだとぬれぎぬを着せ,処罰しようとするのです。

それを聞いた如懿は,慌てて駆け付けますが,侍女の偽証により,海常在は窮地に立たされてしまうのでした。

第8話・疑惑の塗り薬

慧貴妃に無礼を働いた罰として頬をたたかれた白蕊姫は,頬に侍医院から処方された薬を塗っていました。

しかし,頬のはれは引くどころか,逆に傷ができてしまうのです。

そこで乾隆帝は侍医を呼び,調べさせます。

すると,肌に有毒な瑠璃茉莉が薬に混入されていることが判明します。

白蕊姫は,如懿が嫉妬から毒を盛ったに違いないと言い張りますが,海常在は如懿の仕業であるはずがないと主張するのでした。

第9話・後宮の新年

如懿が寵愛を得たことで,乾隆帝からも緑梅の鉢が届き,如懿は喜びながらも侍女たちに自慢を慎むようくぎを刺します。

一方,毒入りの薬で顔に傷を作ったマイ答応(まいとうおう)でしたが,実はその背後には後宮の実権を握りたい皇太后の思惑があったのでした。

そして皇太后は,新年のあいさつの席で,乾隆帝即位後,初の皇子を早く産むよう后妃たちに期待をかけます。

そんな中,子宝に恵まれない慧貴妃は,母親を亡くした第1皇子を引き取ることを思い付きます。

第10話・冷遇

自身の生誕祝いの席上で如懿は乾隆帝に,生母李金桂の追贈と妃陵への改葬を願い出ます。

しかし,生母が一介の女官であるという出生の秘密を隠しておきたい乾隆帝は,その想いを理解するどころか,激しい怒りをぶつけて席を立ちます。

そして,乾隆帝は海蘭(はいらん)の部屋でその夜を過ごします。

その後,皇帝の寵愛を失ったと見なされた如懿には,内務府からの手当が滞り,厳しい暮らしを強いられるのでした。

第11話・皇子の選択

けつ芳殿でろくに世話をされていなかった第1皇子の永コウ(えいこう)は,如懿の養子として延禧宮に住むこととなります。

その様子を見た皇后は,如懿が乾隆帝の長子を手に入れ,寵愛を取り戻したことに脅威を感じます。

そして,永コウの乳母だった女官を潜り込ませようとするのですが,如懿はその乳母を厳罰に処し,皇宮から追放してしまいます。

話は全く変わり,嘉貴人は,養心殿の王欽を取り込むため,侍女の蓮心(れんしん)を嫁がせてはどうかと皇后に提案するのでした。

第12話・悲しき婚礼

入内してまだ半年のマイ常在は早々に乾隆帝の子を身ごもり,妃嬪たちの前で得意げに懐妊の報告をし,身ごもらない妃嬪たちに皮肉まで言い放ちます。

一方,皇后は,蓮心と王欽の結婚を正式に発表します。

蓮心は皇后の意向に逆らうこともできず,泣く泣く年の離れた太監のもとへ嫁ぐことになります。

しかし,婚礼の夜,2人の新居らしき所から女性の叫び声が聞こえてきたため,後宮ではさまざまな臆測が飛び交うのでした。

第13話・やまない雨

慧貴妃の怒りに触れた阿ジャクは,ビンタをされた後,罰として雨の中でずっとひざまずくようにと命じられます。

慧貴妃は阿ジャクをかばった如懿に対しても,写経100回を命じて去っていきます。

冷たい雨の中,長時間ひざまずかされて体調を崩した阿ジャクに,如懿は小言を言いつつも手厚く世話をします。

阿ジャクのような性格は後宮暮らしに向かないと案ずる如懿は,早くいい相手を見つけて嫁がせてやりたいと考えるのでしたが。。。

第14話・心ない噂

身投げした蓮心を救った如懿は,彼女が王欽からひどい暴力を受けていることを知ります。

絶望した蓮心に対して如懿は,必ず助けると励ますのでした。

やがて乾隆帝をはじめ,皇宮全体が皇子誕生に期待を懸ける中,マイ貴人が産気づきます。

しかし,男児が生まれるもすぐに絶命してしまいました。

さらにその男児の姿を見た乾隆帝,皇后,如懿は,一様に言葉を失います。

すると皇后は,即座にマイ貴人を面会謝絶の名目で隔離し口外無用を申し渡すのですが。。。

第15話・新妻の妙計

マイ貴人が化け物を産んだという噂が宮中に広まっていました。

乾隆帝は噂を広めた犯人を捜し出すよう王欽に命じます。

すると数人の太監たちの証言により,噂の出どころが延禧宮であると判明します。

事実無根であると主張する如懿は,自身が調査に干渉できないよう自らを禁足にしてしまいます。

そしてある日,王欽が仕事を終えて部屋に戻ると,蓮心がごちそうを作って待っているのでしたが。。。

第16話・取り戻した信頼

王欽が慧貴妃を襲うという事件が起きました。

乾隆帝の前で蓮心は,王欽に暴力を振るわれていたことを打ち明けます。

そしてさらに,蓮心は,マイ貴人に関する噂話は,王欽が出どころだと証言したのです。

このようにして如懿は,皇帝の信頼を取り戻します。

そしてその後,儀貴人の懐妊が発表され,乾隆皇帝は如懿を皇后の補佐役として抜擢し,儀貴人の世話を託すのでした。

ところで,蓮心を王欽に嫁がせた件で皇帝を怒らせたと思い悩む皇后は,自分が産んだ第2皇子に将来を託すべく厳しく指導をするのですが,第2皇子は肺炎を起こし床に伏せることになります。

第17話・啓蟄の悪夢

皇后の補佐役として抜擢され,儀貴人の世話を託された如懿は,景陽宮に出た毒蛇を追い払い,儀貴人を救います。

災厄が続くことを恐れた皇后は,儀貴人を長春宮に引き取ろうとしますが,嘉貴人は第2皇子永れん(えいれん)の看病を理由に,儀貴人の世話役として如懿を推薦します。

儀貴人の世話役となった如懿は,調査した後に,景陽宮の修繕に使われている顔料に,蛇を引き寄せるヘビイチゴが含まれていることを突き止めました。

このようにして,儀貴人に対する陰謀を防ごうと万全の対策を講じる如懿でしたが,ある夜,儀貴人が破水したとの知らせが入るのでした。

第18話・裏切り

生まれてすぐ亡くなったマイ貴人の子に続き,儀貴人までもが死産したことで,後宮に激震が走ります。

しかも,儀貴人の子は,水銀に毒されていたのです。

そこで素練(それん)や趙一泰(ちょういったい)が,儀貴人の持ち物などを調べたところ,部屋で使っていた炭や,よく食べていた魚介類に辰砂が混入されていたのがわかります。

そして,その辰砂は,如懿の化粧台の下から見つかったのでした。

その後,如懿の仕業だと信じない乾隆帝の前に,阿ジャクが呼ばれ,彼女は如懿の言動について,裏切りの発言をし,完全に如懿を陥れるのでした。。。

第19話・断ち切れぬ情

2人の皇子をあやめたというぬれぎぬを着せられた如懿は,貴人に降格させられます。

延禧宮に軟禁処分となり,如懿が犯人だと信じるマイ貴人や儀貴人から,立て続けに襲われてしまいます。

一方,懐妊した嘉貴人は,万全を期して養心殿内にある居所へ移ることになります。

また,慎刑司から釈放された阿ジャクは,乾隆帝のそば仕えを経て常在に封じられます。

そして,乾隆帝は,如懿の潔白を証明するため,女官の毓瑚(いくこ)に命じ,ひそかに調査を続け,証拠となる悪事を暴いていくのでした。

第20話・冷宮送り

如懿が皇子をあやめたという件の真相解明は,皇太后の命によって棚上げとなりました。

第1皇子・永コウは乾隆帝に如懿の無実を訴えますが,乾隆帝は取り合わず,永コウの養育を純嬪に託すと言い渡します。

冷宮へ送られることになった如懿は,直接,乾隆帝に本心を問いただしますが,乾隆帝の苦しい胸の内を知り,覚悟を固めます。

如懿が延禧宮を後にしたその日,阿ジャクと白蕊姫,金玉妍がそろって昇格し,冊封式が執り行われました。

冷宮送りになった如懿は,過酷な生活を強いられるのでした。

第21話・凌霄花と銀子

冷宮の如懿に会いに行った海蘭は,侍衛の凌雲徹(りょううんてつ)に見とがめられます。

凌雲徹は如懿に冷宮での暮らしも銀子次第で改善すると教えるのでした。

乾隆帝は海蘭に如懿の慰めになると言い,のうぜんかずらの枝を託し,如懿は冷宮の庭にのうぜんかずらの枝を植え,刺繍を凌雲徹に託し銀子を得ます。

ところで,話は変わって,凌雲徹が想いを寄せる女官の衛エン婉(えいえんえん)は,鍾粋宮へ異動が叶い,夢への一歩を踏み出すのでした。

第22話・返り咲き

皇后や慧貴妃に虐げられ,雨の中でひざまずかされた海蘭は,冷宮にいる如懿に泣き言を言いますが,如懿は他人の力を借りてでも自分の身は自分で守れと海蘭を励まします。

その後,海蘭が安華殿で雨宿りをしていると,慧貴妃と侍女の話し声が聞こえてきます。

数日後,乾隆帝が皇太后のために布団を作らせていると聞いた海蘭は,繍坊を訪れ,刺繍の色使いに悩む女官たちに助言をしていました。

その様子を見た乾隆帝は海蘭を寵愛するようになり,海蘭を訪れるのでした。

第23話・出会いと別れ

嘉嬪(ひん)が産んだ第4皇子が,産まれて1カ月の祝いの日を迎えました。

相次いで皇子を失った乾隆帝にとって,新たな命は悲しみを癒やす存在となっていました。

海蘭の提案で,純嬪が第3皇子を連れて嘉嬪に会いに行くと,居合わせた皇帝は2人の皇子を育てる純嬪をねぎらい,妃の位に昇格させます。

鍾粋宮を訪れた乾隆帝は,侍女の衛エン婉と出会います。

皇帝と見つめ合う衛エン婉の姿に海蘭は警戒心を抱くのでした。。

第24話・ひそかな見守り

侍女の毓瑚を通じて如懿をひそかに見守っていた乾隆帝でしたが,如懿が危険な状況にあることを知ります。

そんな中,如懿の父・那爾布(なるぶ)の訃報が届くのでした。

第25話・身ごもらぬ理由

宮中で中元節の法事が行なわれる中,冷宮で紙銭を燃やしているという情報が皇太后の耳に届きます。

結局,燃やしていたのは紙銭ではないことが判明し,如懿は事なきを得ます。

一方,寵愛が復活し,身ごもった海蘭は,懐妊を利用して如懿を冷宮から出す方法を考えます。

ある日,江侍医の診察を受けていた如懿は,長年付けていた腕輪を誤って床に落としてしまいます。

すると丸薬のような物が散らばるのでした。

第26話・止まぬ攻撃

重陽節の宴で皇太后は,葉赫那拉意歓(えほならいかん)に歌舞を披露させます。

乾隆帝は意歓を気に入り,貴人に封じます。

しかし,乾隆帝と妃嬪たちが花火を観賞している間,冷宮は火事になっており,如懿とズイ心(ずいしん)は逃げ場を失い,間一髪で凌雲徹に助けられます。

現場へ駆け付けた乾隆帝は,憔悴し切った如懿に外套を掛けてやります。

一方,海蘭と江与彬は,如懿とズイ心を冷宮から出すため、とある計略に打って出ます。

第27話・冷宮を出る日

乾隆帝が如懿を冷宮から出そうとしているのではという噂が後宮に広まります。

如懿に危害を加えてきた后妃たちは,なんとか手を打たねばとおびえ始めます。

そんなある日,海貴人の香にシンシャが仕込まれ,さらには冷宮の如懿とズイ心がヒ素の中毒で危うく死にかけるという事件が起きます。

知らせを聞いた乾隆帝はすぐさま冷宮に駆け付け,如懿の称号を戻して冷宮から出すことを決意します。

第28話・寵愛の裏側

冷宮を出た如懿は自ら服毒したことを海蘭に打ち明けます。

ところが海蘭も如懿を救おうと毒をあおっていたと言うのでした。

2人は絆を深め,海蘭は生まれてくる子を如懿に育ててほしいと告げます。

その後,慈寧宮へあいさつに訪れた如懿は,后妃ひとりだけに権力が集中せぬよう皇太后より暗に指示されます。

同じころ,阿ジャクは如懿が冷宮を出たことで焦燥を募らせていきます。

第29話・毒の贈り物

如懿に抜擢され,坤寧宮の侍衛になった凌雲徹は,花房で働く衛エン婉と再会します。

上の者から叱責されて泣く様子に同情した凌雲徹は,仕事を手伝ってやり,別の部署へ異動できるよう如懿にお願いまでします。

そんなある日,迎春の宴で后妃たちに乾隆帝から真珠の贈り物が配られます。

乾隆帝は皆の前で如懿の潔白を証明すべく,毓瑚に追跡調査した内容を報告させ,黒幕を突き止めようとするのですが……。

第30話・命懸けの出産

阿ジャクは冷宮に送られるも,首をつって自ら命を絶ちます。

同じころ,皇子を出産した海蘭は,出血が止まらず昏睡状態に陥ってしまいます。

駆け付けた斉侍医のおかげで事なきを得ましたが,如懿は海蘭を狙った誰かが罠を仕組んだように感じていました。

数日後,宮中では阿ジャクが火葬される際に奇妙な現象が起きたという噂が広まります。

そして阿ジャクの三十五日忌に当たる晩,如懿の寝殿では鬼火が現われたといいます。

第31話・亡霊騒動

如懿が住む翊坤宮での鬼火騒動は一段落したが,今度は咸福宮で,慧貴妃が阿ジャクの亡霊が来たと言って逃げ惑うという騒ぎが起きました。

しかし阿ジャクの亡霊は,慧貴妃以外の者には見えていないのでした。

慧貴妃の常軌を逸した言動に,皇后と嘉嬪は不安を募らせます。

そんな折,慧貴妃を見舞った如懿は,慧貴妃の太監・双喜(そうき)が蛇を飼っていると知って探りを入れ始めます。

第32話・身代わり

如懿の着物の柄に難癖をつけ,暗に皇后への対抗心を指摘した嘉妃は,その直後に粗相を犯した衛エン婉が嫻妃をたたえたことから,嘉妃は自分が引き取ると皇后に申し出ます。

さらに如懿の幼名「青桜」から一字を取った「桜児」と名を変えさせたうえ,ひどく虐げるのでした。

その上で侍女・貞淑(ていしゅく)に一連の行ないは皇后に取り入るためのものであると告げ,自身の後宮の地位を固める真の目的を涙ながらに語るのでした。

第33話・末期の報復

余命幾ばくもない慧貴妃は如懿から衝撃の事実を聞かされます。

長年尽くしてきた皇后に裏切られていたと知った慧貴妃は,乾隆帝に皇后の悪事をすべて話し,自分は指図されて加担したと告白します。

乾隆帝は慧貴妃の名誉を守るために罪は不問に付し,皇貴妃に昇格させます。

一方,皇后は乾隆帝の態度の変化から,慧貴妃が死ぬ前に秘密を漏らしたのではないかと不安を募らせます。

第34話・献身と思惑

疥癬(かいせん)で全身に発疹が広がり,苦しむ乾隆帝。

皇后は他の妃嬪を遠ざけ,自分ひとりで日夜付き切りで看病を続けます。

皇后を差し置いて看病をするわけにいかなくなった妃嬪たちは,ただ皇帝の回復を待つしかありませんでした。

峠を越えた乾隆帝が持ち直して意識を取り戻すと,傍らには看病を続ける皇后が付き添っていました。

やがて皇后が懐妊し,嫡子誕生の予感に,各妃嬪の思惑が交錯します。

第35話・女官の野望

大雨の中,養心殿へと遣わされた衛エン婉は,太監である進忠(しんちゅう)よりある賭けを持ち掛けられます。

衛エン婉は妃になるために,逡巡することなくその賭けに乗ります。

ある日,御花園で嘉妃は如懿への当てつけに衛エン婉を虐げていたところ,通り掛かった乾隆帝に見とがめられます。

乾隆帝は嘉妃への戒めに衛エン婉を御前女官に取り立てますが,たちまち彼女に魅了されてしまうのでした。

第36話・敵討ち

如懿と海蘭は慧賢皇貴妃の侍女だった茉心(ばつしん)に呼び出されます。

茉心は天然痘に感染し瀕死の状態でしたが,第7皇子に天然痘をうつすことで,慧賢皇貴妃の仇である皇后に復讐することをたくらんでいました。

しかし,如懿と海蘭は協力できないと一蹴します。

一方,衛エン婉は舒嬪に処方されている子宝の薬を侍女にこっそり調べさせ,同じ薬を侍医院に要望します。

第37話・譲れぬ親心

皇后は第7皇子を亡くした衝撃から健康を損ねましたが,乾隆帝が即位後,初めて東巡へ旅立つと聞き,無理を押して同行します。

一方,乾隆帝はモンゴルのホルチン部から親王の子の妻に清の嫡出の公主を差し出すよう要望されていました。

未婚で嫡出の公主は皇太后の次女の恒テイ(こうてい)か,皇后の娘・けい瑟(けいしつ)の2人しかいませんが,皇太后も皇后も自分の娘を遠方に嫁がせることに猛反発し,一歩たりとも譲ろうとしませんでした。

第38話・権勢と犠牲

乾隆帝は嫡公主のけい瑟をホルチン部へ嫁がせるのが最善策だと知りつつも,皇子を亡くしたばかりの皇后を思うと決心がつきません。

一方,皇太后も唯一そばに残った娘を手放すまいと,自分の息のかかった重臣らに娘の輿入れを反対させていました。

そこで如懿は一計を案じて皇太后を訪ねます。

第39話・皇后の死

死期を悟った皇后は女として愛されなかった悔しさを吐露し,次期皇后には如懿以外の妃を立てるよう進言しますが,逆に乾隆帝からこれまでの悪行について追及されてしまいます。

皇后は慧賢皇貴妃と如懿に贈った腕輪に不妊の薬を潜ませていたことや冷宮で如懿を虐げたことについては認めたものの,ヒ素や毒蛇への関与等,多くを否定します。

そして「次期皇后は悲惨な末路をたどる」と言い残し,息を引き取るのでした。

第40話・貴妃の台頭

後宮の妃嬪たちが,次期皇后と目される純貴妃にこびを売り始めます。

海蘭は対抗策を打ち出すよう如懿をたきつけますが,后位争いに興味のない如懿はまったく取り合いません。

そんなある日,如懿はふとしたことから第一皇子の本音を知ってしまい,ショックを受けるのでした。

第41話・疑心暗鬼

愉妃の企みで皇太子の座をめぐる争いを過剰に警戒し始めた乾隆帝は,孝賢皇后(こうけんこうごう)の葬儀で涙を流さない2人の皇子を見て,皇太子の座を狙っているのかと激怒します。

純貴妃は自分の息子をかばってさらなる怒りを買い,その侍女と太監(たいかん)らまで次々に追放されるという憂き目に遭います。

皇帝の怒りが収まるまで誰もがじっと息を潜める中,嘉妃だけは自分の息子・第四皇子が皇帝に褒められたと聞き,息子が皇太子になる可能性に目を輝かせるのでした。

第42話・窮余の一策

皇太后は,如懿に皇后の座に執着した叔母の烏拉那拉氏と同じ末路を歩まぬようくぎを刺し,さらに乾隆帝に皇貴妃を立てるよう進言し,子宝に恵まれた純貴妃を推すのでした。

しかし,乾隆帝は一族の後ろ盾もない如懿がふさわしいと反論し,如懿を皇貴妃へと昇格します。

第43話・翊坤宮の刺客

金川での戦勝を祈るため,高僧の安吉(あむじ)大師を遠方から招き,祈祷が行なわれます。

後宮の長となった如懿は足しげく安華殿に通い,祈りをささげていました。

そんなある晩,安吉大師とよく似た服装の不審な男が翊坤宮で目撃され,巡回中だった侍衛が捕縛を試みますが,逃げられてしまいます。

翌日,乾隆帝と嘉貴妃に呼ばれた如懿は,如懿が安吉大師宛てに書いたとされ,二人が私通しているかのような文を見せられます。

第44話・対句の意味

翊坤宮で目撃された刺客に女官が関わっていないという事実が判明したため,乾隆帝は惢心を慎刑司送りにします。

惢心が拷問を耐えられれば如懿の潔白は証明されたことになるからでした。

一方,翊坤宮に禁足となった如懿は,万寿節の宴に出席できない代わりに乾隆帝の好きな菓子を作り,海蘭のもとへ届けてもらいます。

海蘭は菓子の容器に貼ってある対句を見て如懿の意図を理解し,凌雲徹と李玉に協力を頼むのでした。

第45話・七宝の赤い石

如懿の濡れ衣を晴らすべく,李玉(りぎょく)が皇帝の命を受け,如懿の筆跡に似た字を書く者を調べるため,啓祥宮の者全員に字を書かせます。

嘉貴妃の侍女・貞淑は下手な字を書きましたが,李玉に怪しまれて養心殿へ連行されていきます。

いくつかの尋問を通して貞淑の関与を確信した皇帝は,貞淑を慎刑司へ送ると決め,惢心を釈放しました。

慎刑司の拷問によって全身に重傷を負った惢心を,侍医の江与彬が懸命に治療します。

第46話・侍女の門出

足が不自由になってしまった惢心は江与彬の求婚を断わります。

だが如懿は平穏な幸せを手に入れてほしいと説得し,惢心は皆が祝福する中,江与彬に嫁ぎ,紫禁城を出るのでした。

同じころ,金川の戦で敗北を喫した訥親(なちん)は,無断で帰京した責を問われ処刑されてしまいます。

これにより皇太后は朝廷への影響力が奪われてしまったと嘆くのでした。

第47話・孤独な頂へ

第1皇子永コウを亡くし,悲しみに暮れる乾隆帝は,万人の上に立つ皇帝とは孤独であると打ち明け,如懿に皇后になってほしいと頼みます。

如懿は皇后という高位には気後れするものの,正妻として夫に寄り添い,合葬されたいという願いが強く,皇后になる決意を固めます。

そんなある日,如懿は賄賂を払った者だけを優遇していた内務府の太監に抗議する女官を見掛けます。

この勇敢な女官を気に入り,如懿は翊坤宮に連れて帰ります。

第48話・戒めの耳飾り

如懿が皇后に冊封され,あらためて乾隆帝との婚礼の儀式が執り行なわれました。

やっと如懿を正妻に迎えることができた乾隆帝は,互いに末永く信頼し合うことを如懿と誓います。

妃嬪たちが皇后となった如懿に祝いの言葉を述べますが,嘉嬪(かひん)は鮮やかな赤い衣をまとい,皇后を後釜だと揶揄します。

如懿は皇后の権限で嘉嬪を貴妃の位に復位させ,更に純貴妃には瑪瑙(めのう)の耳飾りを,嘉貴妃には紅玉髄(こうぎょくずい)の耳飾りを贈るのでした。

第49話・ 子宝の薬

子を諦め,子宝の薬の服用をやめていた舒嬪が懐妊します。

ひそかに同じ薬を服用していた衛エン婉は,市井の医者に薬の成分を調べさせた結果,なんと避妊薬だと分かり愕然とするのでした。

そして事実を知りながらも黙っていた如懿に恨みを募らせていきます。

同じころ,斉汝が皇太后のもとに出入りをしていることをつかんだ乾隆帝は,慧賢皇貴妃の死も皇太后によるものだと考えます。

第50話・腹いせの昇格

江南で如懿ばかりを寵愛していた乾隆帝は,妃嬪は公平に寵愛するようにと苦言を呈される皇太后に腹を立て,あえて薦められるマイ嬪と慶貴人を無視します。

そして当てつけにレイ嬪を妃の位に昇格させ,寵愛します。

レイ妃はさらなる高みを目指し,他の妃嬪たちを蹴落とす準備を着々と進めますが,凌雲徹への未練も捨てられずにいました。

そんな様子を見て進忠はいらだち,凌雲徹を排除するようレイ妃に提案します。

第51話・太監の誤算

罠にはめられた凌雲徹は,危うく処刑されそうになりますが,如懿とレイ妃のとりなしで,木蘭囲場へ左遷されることになります。

紫禁城に戻った乾隆帝は,欽天監の話が皇太后に漏れていることを不審に思い,マイ嬪が間者ではないかと疑います。

ある日,慶嬪は前日に飲んだ薬のせいで,健康を損ねてしまいます。

純貴妃たちが侍医院を調べようとすると,マイ嬪が現われ,自分が毒を仕込んだと白状するのでした。

第52話・最期の告白

白蕊姫の最期を見届けるため,如懿は永和宮を訪れます。

自分の赤子が孝賢皇后に殺されたと信じる白蕊姫は,第7皇子と孝賢皇后を殺したのは自分だと告白して死んでいきます。

如懿はさまざまな事件の裏に金玉妍の関与を疑いますが確証がもてません。

程なくして舒妃が子を産みます。

しかし赤子は男子であったため,欽天監の言葉を信じる乾隆帝は,舒妃と皇太后の反対を押し切り,赤子を親王府へ預けてしまいます。

第53話・甘言と苦言

疲労感に悩む乾隆帝は侍医の江与彬に鹿血酒を求めますが,効能が強すぎるため体の負担になると拒まれてしまいます。

進忠からレイ妃のもとに鹿血酒があると知らされた乾隆帝は永寿宮で飲酒にふけます。

乾隆帝の様子がおかしいと察知した如懿は永寿宮へ赴き,乾隆帝に鹿血酒を飲まぬよう進言しますが,逆に冷たくあしらわれてしまいます。

抗議の意味を込めて,その場でひざまずく如懿でしたが,めまいを覚え倒れてしまうのでした。

第54話・皇子か公主か

如懿のおなかが大きくなるにつれ,宮中では子供の性別が取り沙汰されていました。

そこで“妊娠中に辛い物が好きなら娘が生まれ,酸っぱい物が好きなら息子が生まれる”という言い伝えを参考に,如懿はあえて辛い物ばかりを食べ始めます。

一方,嘉貴妃は如懿が公主を身ごもっていると思い込み,安心していました。

ところが生まれたのは乾隆帝が切望していた嫡子の皇子だったのです。

第55話・木蘭囲場の罠

秋の狩猟が,皇室の狩り場・木蘭囲場で繰り広げられました。

乾隆帝は皇子らを引き連れて広大な狩り場で獲物を追います。

野生の馬を見つけた乾隆帝が馬を追って林に入ると,仕掛けられた罠から矢が放たれ,乾隆帝は落馬します。

偶然居合わせた凌雲徹が野生の馬を制し,第4皇子が矢を放って馬を倒します。

凌雲徹はこの功績を認められ,皇帝の命令によって御前侍衛に復職が叶い,第4皇子はさらなる皇帝の信頼を得るのでした。

第56話・君主の苦悩

乾隆帝は后妃や皇太后を連れ,避暑のため円明園で過ごします。

そんな中,ジュンガルで内乱が起きます。

反乱軍の首謀者ダワチは皇太后の娘,恒テイの婿を殺害し,さらに清に対し自分と恒テイとの婚姻を求めます。

同じころ,第10皇子危篤の知らせが届きます。

息子を思う一心で見舞いに行かせてほしいと懇願に来た舒妃に皇太后は,恒テイを都へ連れ戻すよう乾隆帝に口添えすることを交換条件に出すのでした。

第57話・絶望の果てに

乾隆帝に鹿血酒を飲ませ,冷遇されていたレイ妃は,寵愛を取り戻すため,崑曲を披露し,乾隆帝の気を引こうと試みますが,たまたま近くにいた如懿に歌声を聴かれてしまいます。

そして第10皇子の喪中に不謹慎だと叱責され,第10皇子の霊前でひざまずくよう言い渡されます。

一方,第10皇子を失い,心身ともに疲弊していた舒妃は,子宝の薬と思っていたものが避妊薬だったという事実をレイ妃から聞かされます。

第58話・抜け駆け

舒妃に子宝の薬の秘密を教え,死に追いやったのがレイ妃であるということが皇太后に知られてしまいます。

窮地に立たされたレイ妃は,今後は舒妃に代わって皇太后に尽くすと言いいますが,結局厳罰が下されます。

そんな折,乾隆帝は,蒙古から新たな妃・巴林(ばりん)氏を穎(えい)嬪に封じて寵愛し,木蘭囲場にも連れて行きます。

寵愛の復活をもくろむレイ妃は皇太后の協力を得て,円明園を抜け出し,乾隆帝の後を追うのでした。

第59話・寵妃の復活

レイ妃がひそかに木蘭囲場へ赴き,乾隆帝の寵愛を取り戻したとの知らせが如懿のもとに届きました。

なりふり構わぬ大胆な行動に対して,皇宮へ戻った如懿はあらためてレイ妃に刑罰を科します。

だが乾隆帝は侍医を待機させ,レイ妃への寵愛の深さをうかがわせました。

一方,第4皇子は有能な働きぶりによって乾隆帝の信頼を一身に集め,もしや皇太子に?という噂もささやかれ始めていました。

第60話・誤算

乾隆帝は,嘉貴妃が皇族や高官を買収していると知り,第4皇子永セイを遠ざけます。

さらに永セイが野生の馬を巧みに調教する姿を目の当たりにした乾隆帝は,木蘭囲場での刺客騒ぎは,永セイの仕業ではとの疑惑を深めていきます。

その結果,永セイは皇宮の外へと居を構えさせられ,嘉貴妃から引き離されてしまいます。

嘉貴妃は心を病み,犬を多数飼いますが,その鳴き声に驚いた如懿の娘,ケイジが発作を起こしてしまうのでした。

ケイジの健康を気遣う皇后は,嘉貴妃の飼っている犬たちを場外に出す命を伝えます。

嘉貴妃は犬の件で乾隆帝に懇願しますが,ケイジのことを心配する乾隆帝は嘉貴妃の懇願を取り下げ,犬1頭以外は場外へ出すように命じました。

第61話・皇子の悲劇

第5皇子の永き(えいき)は,第8皇子の永センに乗馬と弓を指導してほしいと乾隆帝から頼まれ,快く引き受けます。

ところが,第8皇子の乗った馬が急に暴れだし,第8皇子は地面に投げ出され,足を骨折してしまいます。

嘉貴妃は故意に負傷させたと第5皇子を責め,如懿や愉(ゆ)妃をも犯人扱いにします。

公平を期すため調査は乾隆帝に任されることになります。

第62話・赤い衣の公主

第8皇子の足は一生治らないと侍医に宣告された嘉貴妃は,第5皇子とその養母である如懿にさらに恨みを募らせます。

そんな折,御花園で遊んでいた如懿の娘・第5公主が犬に襲われ,懐妊中だった穎嬪もそのショックで流産してしまいます。

その犬が嘉貴妃の飼い犬だったことから,乾隆帝は嘉貴妃の仕業だと断定。

嘉貴妃を禁足としむち打ちの刑に処しますが,嘉貴妃はぬれぎぬだと訴え続けるのでした。

第63話・ついえた野心

嘉貴妃は答応に降格されるも,ジュンガル平定に玉氏が大きく貢献したことを受け,再び貴妃に復位となります。

嘉貴妃は早速,第4皇子永セイの縁談を進めると同時に玉氏の使者を通じて,永セイを孝賢皇后の養子にと申し出ます。

さらに后妃の前で永セイが雍正帝や乾隆帝と同じ第4皇子であると放言するのでした。

それを聞いた乾隆帝は嘉貴妃を厳しく叱責し,海蘭は嘉貴妃の数々の悪行について列挙して,無実ならば誓うようにと強く迫るのでした。

第64話・虚しい最後

庶人に落とされ,生涯禁足となった嘉貴妃こと金氏。

自暴自棄になり薬や治療を拒否したため,死期が迫っていました。

そこで如懿はこれまでの不可解な事件を問いただすべく,啓祥宮を訪れます。

金氏は如懿に悪態をつきますが,玉氏の王に見捨てられたと知り,数々の悪行を白状し始めます。

しかし,第5公主を犬に襲わせ,穎妃を流産させたことだけは強く否定するのでした。

第65話・悲しみの雪

妊娠七カ月だった如懿は急に産気づき,苦しんだ末に皇子を産みますが,その子はすでに息絶えていました。

欽天監はおなかの子は吉祥の子だと予言していましたが,如懿の死産を知り態度を豹変させ,“皇后が強運の持ち主だから皇子を克死させた”と言い訳し,産婆の田(でん)氏もこれに同調します。

欽天監の役人と産婆たちは罷免となりますが,誰かが指図したのではと疑う如懿は,産婆を審問させます。

第66話・深い溝

産婆・田氏は死にましたが,裏に黒幕がいたのではと怪しむ如懿は,ひそかに凌雲徹に調査を依頼します。

皇太后は互いに顔を合わせようとしない乾隆帝と如懿を見かねて,如懿に自分から歩み寄るようにと助言しますが,如懿の心のわだかまりは消えそうにありません。

凌雲徹が田氏の息子を捜し出して問い詰めると,田氏は海蘭の命令で皇子を殺したのだと証言し,海蘭は慎刑司に連行され,牢に入れられます。

第67話・非情な選択

娘である衛エン婉の懐妊で有頂天になっていた衛夫人は,如懿に対して呪術を使っていたことを李玉に知られてしまいます。

翊坤宮に呼ばれた衛夫人は,乾隆帝より呪術について尋問を受け,やがてその供述は矛盾を生じ,息子や海蘭のおいを操っていたことが露呈してしまいます。

芋づる式に自らの関与が露見することを恐れた衛エン婉は慌てて翊坤宮に駆け付けますが,そこで進忠に「切り捨てよ」と言われてしまうのでした。

第68話・新たな後ろ盾

衛エン婉は一昼夜かかって公主を産みますが,その子は穎妃の養女となり,称号は剥奪され答応に降格となります。

焦った衛エン婉は皇太后に助けを求めますが門前払いされ,窮地に陥ってしまいます。

如懿は第13皇子の死産に衛エン婉も関与していると考え,乾隆帝の許しを得て衛エン婉の周囲を徹底的に洗い出します。

如懿の追及を恐れた衛エン婉は,たまたま出くわした和敬(わけい)公主の息子を利用して和敬公主に恩を売ることを思いつき,和敬(わけい)公主の息子を池に落とし,自らも池に入って息子を助けます。

その後,和敬公主は,衛エン婉に礼がしたいと父・乾隆帝に頼み,乾隆帝は衛エン婉の拷問を解き,自らで審問するのでした。

そして,衛エン婉はその場を切り抜け,難を逃れるのでした。

第69話・大局と忍耐

生まれたばかりの公主を奪われた衛エン婉は,もうひとり子を産ませてほしいと乾隆帝に懇願します。

衛エン婉は和敬公主を味方に付け,さらにホルチン部からも王の孫を助けた感謝の意が示され,乾隆帝は大局のために衛エン婉への追及を控えるよう如懿に忍耐を強いります。

間もなく衛エン婉は立て続けに子を産み,嬪にまで復位します。

そのころ,乾隆帝が迎えた新たな妃嬪の中に30歳になる豫(よ)嬪がいました。

第70話・異郷の公主

豫妃の内通を,永きの報告で知り激怒した乾隆帝は生涯禁足を言い渡します。

如懿と海蘭を母親の仇と憎む田うん児(でんうんじ)は,衛エン婉の命を受け,侍女として永きの屋敷へと潜入し,やがて計画通り,永きの心を得ることに成功します。

そんな中,寒部より友好の証しとして公主である寒香見が贈られてきます。

寒香見は乾隆帝の御前で舞を披露しますが,隠し持っていた小刀を抜き乾隆帝に襲い掛かるのでした。

第71話・偏愛の波紋

寒香見に心を奪われた乾隆帝は,あの手この手で寒香見の機嫌を取ろうとします。

しかし,寒香見はいいなずけの死を深く悲しみ,乾隆帝を寄せ付けませんでした。

第3皇子は,病を患う母親を顧みず,寒香見に熱を上げる乾隆帝に腹を立てます。

そこで都に広まる艶聞を乾隆帝に伝え,それとなく諭しますが,逆に乾隆帝の怒りを買い,絶縁を言い渡されるのでした。

第3皇子は心に打撃を受け,重病に陥ってしまいます。

第72話・皇后の責任

乾隆帝は重なる不幸を嘆きますが,寒香見のことが頭から離れず,性懲りもなく承乾宮へ贈り物を届けに行きます。

寒香見はそんな乾隆帝をかたくなに拒否し,再び食事をとらななくなります。

万策尽きた乾隆帝は如懿に助けを求めるのでした。

第73話・届かぬ想い

寒香見をなんとかして喜ばせたい乾隆帝は,寒部の衣を着てみせたり,新たな宮殿を建てて住まわせるなど,あらゆる手を尽くします。

その偏愛ぶりに,乾隆帝の心が理解できないと感じる如懿でした。

一方,寒香見が夜とぎを務めたと知った皇太后は,皇帝が偏愛する妃に子ができた場合の権力図の変化を警戒し,不妊になる薬を寒香見に飲ませるよう如懿に命じるのでした。

第74話・剣と琴

衛エン婉は乾隆帝が詠んだ孝賢皇后の詩を詩集にまとめることを和敬公主に持ち掛け,賛同を得ると,純粋な婉(えん)嬪を利用し編纂を進めます。

完成した詩集を見て乾隆帝は大いに喜び,後宮をはじめ皇族にも配布し,後宮内で孝賢皇后をたたえ,如懿をおとしめる空気が漂い始めます。

そんなある日,乾隆帝は如懿と鉢合わせし,如懿のかたくなな態度に腹を立て,永キ(えいき)を愉妃のもとで養育させるよう命じるのでした。

第75話・勇敢な侍衛

木蘭囲場で恒例の秋狩りが行なわれる中,第12皇子永キは突如として現われた刺客に捕まってしまいます。

如懿はわが子を助けようと飛び出し,危うく刺されそうになりますが,凌雲徹が盾となり,事なきを得ます。

しかし,永キは恐怖からひきつけを起こし,寝込んでしまいます。

嫡子に大きな期待を懸けていた乾隆帝は,気が弱すぎる永キに腹を立て,如懿に不満を漏らします。

夫婦の溝は深まっていくばかりでした。

第76話・雲の刺繍

宮中では如懿と凌雲徹の関係があらぬ噂になっていました。

噂を広めたのは衛エン婉だとにらんだ海蘭は,如懿の噂を消すために,衛エン婉と凌雲徹の関係を噂にして広めることに成功します。

しかし,自分を守ろうとする衛エン婉は豫妃を利用して,如懿と凌雲徹の噂を凌雲徹の妻・茂倩(もせい)の耳に入れます。

豫妃とともに養心殿に乗り込んで来た茂倩は,乾隆帝の前で「如懿と凌雲徹が私通している」と証言するのでした。

第77話・沈黙の夕餉

凌雲徹が姿を消します。

そんなある日,乾隆帝から如懿に数々の贈り物が届けられます。

その中には,宦官となった凌雲徹が含まれていました。

乾隆帝の非道な振る舞いに打ちひしがれる如懿でしたが,凌雲徹は自分のために悲しまないでほしいと如懿に告げます。

夕刻,乾隆帝は如懿のもとを訪れ,晩餐をともにします。

乾隆帝はわざと如懿の苦手な料理ばかりを用意し,食べることを強いるのでした。

第78話・御花園の幻

如懿と凌雲徹の醜聞は,幼い永キの心にも暗い影を落としていました。

そんな弟を兄として見守る第5皇子永きでしたが,こればかりは何もしてやれず歯がゆい想いを抱えていました。

凌雲徹に対する仕打ちはこの先もまだ終わらないのではと,如懿が不安を募らせていたところ,乾隆帝は凌雲徹を最低位の掃除係へと配置換えします。

そのころレイ妃と進忠は,乾隆帝と皇后の仲を完全に引き裂くため,再度,凌雲徹を利用することを考えていました。

第79話・残された指輪

如懿と凌雲徹が抱き合っているという幻覚を見た永キは,泣きながら乾隆帝に報告したのでした。

すぐさま凌雲徹は投獄されてしまいます。

凌雲徹の潔白を証明しようとする如懿に海蘭は,「陛下の誤解を解くには凌雲徹を亡き者にするしかない」といさめるのでした。

一方,獄中の凌雲徹は面会に来た衛エン婉に対し,かつて贈った指輪を返すよう求めました。

その直後に訪れた海蘭は,「皇后の名の下に処刑する」と凌雲徹に告げるのでした。

第80話・舟上の誘惑

乾隆帝一行は再び南巡へと旅立ちます。

如懿は「両親に仲良くしてほしい」という永キの願いを聞き入れ,やむなく同行します。

進忠とレイ貴妃は行宮でもんもんとする乾隆帝を楽しませるため,芸妓を呼んで仕えさせます。

やがて乾隆帝は毎晩のように芸妓と享楽にふけるようになり,睡眠不足から健康を損ねてしまいます。

ある日,お忍びで街へ出掛けた如懿は,乾隆帝を冷やかす講談師の話を耳にしてしまうのでした。

第81話・決別

如懿は乾隆帝のもとへ芸妓を送り込んだレイ貴妃を処刑しようとしますが,乾隆帝がまた芸妓たちと享楽にふけっていると聞き,湖上の舟へと乗り込みます。

乾隆帝の名誉を守りたい一心での行ないでしたが,乾隆帝はあからさまに不快感を示し,如懿を責め立てるのでした。

襟を正そうとしない乾隆帝に,堪忍袋の緒が切れた如懿は思わず本音をぶつけ,髪を切って決別の意を示すのでした。

第82話・愛と復讐

南巡から急遽,都へ帰された如懿は禁足処分となりました。

如懿は心配する海蘭にも会おうとせず,自分の累が及ばぬよう遠ざけたのでした。

衛エン婉はこの機に乗じ,差配役の権限で如懿の側仕えを減らしていきます。

永きは優秀な仕事ぶりで乾隆帝に重用され,親王に封じられます。

乾隆帝は永きを皇太子とする密建書をしたため,所定の場所に隠します。

しかし,その頃,永きの体は,衛エン婉の策によって持病の悪化が進んでいるのでした。

第83話・格格の告発

永きは,持病の腐骨疽が悪化し,臨終の間際,乾隆帝に「義母上を許してほしい」と言い残し息を引き取ります。

直後,永きの格格・胡うん角(こうんかく)が,凌雲徹の刑死は海蘭の独断によるものであることと告げます。

そして,更に如懿は,無縁墓地ではなく吉相墓に葬るよう求めたため,永きは罪悪感にさいなまれ病が悪化したと告発し命を絶ちます。

その言葉を真に受けた乾隆帝は,如懿から金冊と印璽を没収し,金輪際会わぬと言うのでした。

第84話・残された時間

縁もゆかりもない胡うん角から告発された如懿は裏で糸を引く者がいると考え,胡うん角の遺品を調べさせます。

それにより,胡うん角が不治の病を患っていたことが判明します。

如懿は衛エン婉が余命の少ない胡うん角を利用し,自分を陥れたと推測します。

一方,衛エン婉は乾隆帝の許しを得て,穎妃からけいゲン(けいげん)をしばらく預かることになりますが,けいゲンは衛エン婉を嫌い,穎妃から離れようとしませんでした。

第85話・口封じ

衛エン婉の侍女・春嬋(しゅんせん)は,容珮(ようはい)らに連れ去られ,如懿の前で詰問されていたのでした。

主人に忠誠を誓う春嬋でしたが,衛エン婉は春嬋が裏切ったのではという疑いを抱き始めます。

その後,衛エン婉の不用意な発言が乾隆帝の耳に入り,手元で育てていた皇子・公主らが,勅命ですべて衛エン婉から引き離されるという出来事が起き,衛エン婉は春嬋への不信をさらに深めるのでした。

第86話・暴かれた真実

衛エン婉は,自身の息子・永エン(えいえん)の名を書いた紙を太子密建の小箱に入れようとしたところ,昏睡状態から突如目を覚ました乾隆帝に見つかり,取り押さえられてしまいます。

そこへ海蘭が現われ,衛エン婉が永きを死に至らせたと告発します。

さらに,過去にわたる数々の悪事を証言させます。

続いて皇太后は,衛エン婉が如懿の息子永キの食事に細工をしていたことを報告します。

衛エン婉に対し糾弾するのでした。

第87話・緑梅の記憶

乾隆帝の秋狩りには同行せず,如懿は紫禁城に残りました。

思い出の城楼へ登り,感慨にふけます。

しかし,その夜,容珮とお茶を飲みながら,眠るように亡くなってしまいます。

如懿の病を知らずにいた乾隆帝は,如懿の死に激しく動揺し後悔の念にさいなまれます。

そして,如懿の想いをくみ,皇后としての葬儀はせず,如懿に関する記述や絵も記録から抹消します。

9年後,乾隆帝は第15皇子永エンを皇太子にすると決め,生き永らえていた衛エン婉に死を賜るのでした。

如懿伝に関するSNSについても!

如懿伝に関するSNSについては,YouTube,ツイッター,インスタグラムにさまざまなものがありますので紹介します。

如懿伝に関わるYouTubeはココからご覧ください。

如懿伝に関わるツイッターはココからご覧ください。

如懿伝に関わるインスタグラムとしてはココはいかがでしょうか!?

如懿伝に関わるチャンネル銀河のツイッターは下記の通りです。

チャンネル銀河の如懿伝放送予定についても!

チャンネル銀河の如懿伝放送予定については,チャンネル銀河のココにありますので,見られてください。放送スケジュールというところをクリックすると,その場に飛んでいきます。

まとめ

・総製作費として約96億円をかけた宮廷時代劇・如懿伝(紫禁城に散る宿命の王妃)のあらすじ・内容を紹介しました。

・あらすじと実際の放送内容では不足しているところも多々ありますから,全87話に及ぶ宮廷時代劇・如懿伝(紫禁城に散る宿命の王妃)を見て,愛憎渦巻く宮廷で,愛に生きた王妃の切なく気高い生涯がどんなものであったのかを知ってもらいたいものです。

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